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2019年 02月 24日 ( 1 )

完全とは、真理とは

私たちのこの世界に完全なものはありません。
すべてが完全に整ったものなどありません。
完全ということは、幻想、イリュージョンに過ぎません。
私達のこの世界は常に変化し、変化が力を生んでいます。
変化こそ力の源泉といことです。
森羅万象の無限の変化が、さらに変化を生み、その変化が力を生んでいます。
変化が変化を生む生々流転こそが現実世界の実相です。
完全とは、もう変化の余地のない状態、動きの止まった状態を云います。
それでは力は生まれません。新しいものも生まれません。
この世のすべてのものは、美しい螺旋状の渦を巻く波動からなり、常に変化して回転しています。
すべては常に変化し、整うことはありません。
完全もありません。
完全と思った瞬間に進歩は停止します。
道を悟ったと思った瞬間に迷いの道に落ちていきます。
よき失敗の経験と反省が人生をより良いものにします。
これでもう完全などという人は、注意人物です。
真理とか悟りとか、成仏とか、道とか、そういった高次のものは、人が生きていくうえで目指すものであり、決して到達するものではない。
人生において、人は道なき荒野を迷い行く旅人である。
道を求めて、永遠に迷い行く旅人、それが人間です。
密教僧侶などの宗教家や、新興宗教の教祖といわれる人に多いのですが、苦行、難行を経験した後に、忽然と真理を悟ったと云うのですが、これは錯覚です。こういう人間ほど危うい存在はありません。
人間は、悟ったと思った瞬間、極めたと思った瞬間、迷いの道に落ちていきます。人生において、人は永遠の旅人です。永遠の求道者なのです。
何人も悟った、極めたなどと、驕り高ぶってはいけません。
永遠に目指し続けるもの、それが真理であり、悟りであり、道なのです。
音楽の世界でも、スポーツの世界でも、科学の世界でも、極めたと思った瞬間に、進歩は止まり、堕ちていきます。
また、成仏とか因縁解脱とか、怪しいことを言ってはなりません。
断言しますが、この世に生を受けたもので、悟りを開いたものなど、天地開闢以来一人としていません。
因縁解脱した者も存在しません。
すべては迷信です。
古今の聖人君主といえども例外ではありません。
釈迦やキリストだって悩み苦しんで、努力して、永遠に目指し続けた求道者なのです。
人が神になったり、真理を悟った特別な人になったりすることは、宇宙の法則を冒涜することです。
惑わされてはなりません。
人間はみな、この世界を迷いながら歩む永遠の旅人なのです。
真理を悟った者などいないということです。
完全も、真理も、悟りも、目指すべき目標であり、到達するものではありません。
by toukokira-kira | 2019-02-24 23:31 | Trackback | Comments(0)