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ストレスと胃腸

脳生理学の観点から愛とか、恋とか、幸せという感情を考察してみると、大変面白いです。
愛とか、恋には、アドレナリンが必要です。パワーが必須ということです。
同時に、幸福ホルモンであるセロトニンの分泌が不可欠です。
そして、愛情ホルモンであるオキシトシンの分泌が愛とあ、恋とかを深化させてくれます。
これらの脳内物質は、美しい景色や夜景、イルミネーションをみることによって多量に分泌されますので、恋人たちは本能的にそういうところに向かうわけです。
セロトニンやオキシトシンは、私達のストレスという心を吹き飛ばしてくれるありがたい物質です。
お互いに信頼しあっている恋人同士は、セロトニンとオキシトシンで満ち溢れていますから、ストレスに打ち克つことができます。
さて、動物性食品は腸内の腐敗菌を増殖させるので私はあまり肉や魚を食べません。
逆に食物繊維や植物性蛋白質はビフィズス菌や乳酸菌を増殖させるので、大豆食品や野菜を多く摂取するようにしています。
腸内に動物性の蛋白質が長く滞留すると、有害物質を生み出しますから、肉食の方
で便秘がちな人は健康に十分気をつけなくてはいけません。
さて、「消化器は心の奥を映す鏡」と言われています。
精神的な悩みやストレスは、自律神経系の調和を乱し、特に交感神経の緊張のために血管の収縮、腸の蠕動運動や消化器の分泌作用を抑制し、胃腸などの消化器の障害を起します。
胃潰瘍も精神的緊張の産物です。
怒りや不平不満、悩みや葛藤、心配事の持続により胃粘膜の血管収縮をきたし潰瘍を発生させるのです。
極限をこえた強いストレスがかかると、1時間もしないうちに胃に穴が開きます。
胃ばかりではなく、十二指腸や腸の腸壁に潰瘍を発生させ、出血を起こします。
消化器官は心と密接な関係にあるといことです。
厳しい職場環境の中で上司に毎日怒鳴られ、いじめられると、どんな人でも大腸に潰瘍ができて、出血するようになります。
私のところに治療に来る患者の多くは、胃潰瘍や出血性の大腸炎に苦しむ人です。
大腸は第2の脳と言われていますので、ストレスを受けると、すぐに直撃を受けます。
胃腸の具合の悪い人というのは、ストレスを受けやすい体質の人ということです。
ですから、セロトニンとオキシトシンが分泌されるような環境や人間関係で結ばれることが人間にとってはとても大切です。








by toukokira-kira | 2020-01-03 21:35