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太極と陰陽の力

■今回は陰陽の力、太極の調和について解説します。
かなり専門的ですので、興味と関心のある方はお読みください。
陰陽のエネルギーが、四魂の中で高速回転し、円滑に巡回しています。
この状態を「太極」と言います。
このような「太極」の状態のときには、身体は極めて健全で、元気健康です。
このような元気健康な状態に身体を取り戻す治療法が「太極療法」です。
陰陽のエネルギーは、意識体の中を常に高速回転し、巡回し、陰と陽が交互にめぐり、必要に応じて適時、陰陽の切り替えを行いながら、エネルギーを巡回させながら、調和の世界を生み出しています。
行動が必要なときは、陽のエネルギー中心に流れます。
思慮が必要なときは、陰のエネルギー中心に流れ、必要に応じて切り替えを行いながら巡回しています。
陰陽のエネルギーの回転と切り替えに不都合が生じると、心である四魂が萎縮し、命運律を下降させます。
陰が過ぎると、闇の感情に支配されます。
不安や恐怖、、被害妄想、ねたみ、そねみ、ひがみなどに支配されます。
怒りや憎しみ、恨み、復讐の心にも支配されます。
喜怒哀楽のない人生となります。
反対に、陽が過ぎると、喜怒哀楽が過ぎたものとなります。
喜怒哀楽は通常プラスに働きますが、過ぎると、マイナスに働いて、運命を下降させます。
喜びは過ぎると高慢になり、怒りは激怒となり、哀しみは絶望となります。
楽しさは悪戯となるのです。
このように陰陽の回転のバランスがにぶると、回転が止まりかけたようになり、意識体の中を陰だけが留まる、或いは、陽だけが留まることになります。
回転がにぶるということは、エネルギー不足ということです。
回転が完全に止まると、エネルギー供給が断たれ、転化となります。
神道でいう転化とは死のことです。
陰のとどまり、陽のとどまりは、喜怒哀楽の過ぎた状態と、喜怒哀楽のない状態をつくります。
この度を越した状態を太極図で見ると、四魂と精神体の中を巡回せずに、留まっている陰陽の姿があります。
とくに陰が過ぎると、自他を害し、貶めることに喜びを感じるようになります。
陰陽のとどまりは、どちらもエネルギー不足であり、魔の道に堕ちていきます。陰陽の回転巡回と、切り替え能力が正常だと、状況に応じた対応が可能となります。

■陰と陽の二つの波動
四魂の中を陰陽の波動が巡回しています。
陰陽の波動とは、高い波動と低い波動の巡回ということです。
循環調和で成り立っています。
陽の高い波動が及ぼす心の影響は、思考より行動となります。
高慢、怒り、悪戯、強い力を生みます。
陰である低い波動が及ぼす影響は、考えてばかりいて、行動しない、となります。哀しみ、寂しさ、心が落ち込み、悲観的な弱い力となります。
太極図は、陰中の陽、陽中の陰であり、陰陽は互いに引き合い、陰陽が接すると、右回転で回転します。
その陰陽の力を象徴として顕わしたのが太極です。
by toukokira-kira | 2019-09-06 19:12