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痛みの記憶回路

慢性痛などによる長期間の持続的に発せられた「痛みの信号」は、痛みの原因が治癒した後も、記憶として神経回路に残ります。
ですから、治っても痛むという奇妙な現象が起きます。
治療家はこのことを知っておくべきでしょう。
痛みの記憶が神経回路に構築されるので、痛みの信号を発し続けることになります。
いわゆる痛みの悪循環というやつです。
この痛みを放置しておくと、更なる複雑怪奇な痛みである「慢性痛」をつくります。
膝でも、腰でも、放置して痛みの信号を発し続けると、痛みの伝達がパターン化されるということです。
痛みの経験、記憶によって、パターン化されて、痛みを発し続けるのです。
患部に意識がゆくだけで、痛んできます。
患部に不安や恐怖がると、何倍にも痛んできます。
患部に注意集中すると、それだけで腰や膝が痛んでくるということです。
これをさらに放置すると、習慣化された身体反応として固定されます。
そうなると、本人も自覚しないわずかな刺激でも痛むようになります。
痛みが習慣化されると、痛みの記憶が固定化されるので、原因がなくなっても痛みます。
例えば、片方の手や足を切断して、手や足がないのに、手が痛い、足が痛いと、激痛に苦しみます。痛みの記憶回路が残っているからです。
こうした脳がつくりだす痛みというのは、モルヒネも効かない七転八倒の痛みとなります。
原因がなくなっても痛む、治っても痛むという「特殊な痛み」というものが慢性痛には付随してきます。
慢性痛になると、なかなか治りにくいといことです。





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by toukokira-kira | 2019-05-20 18:02 | Trackback | Comments(0)