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四耐とは

四耐という言葉があります。
耐えるという言葉にもいろいろあるということです。
「耐 冷」「耐 苦」「耐 煩」「耐 閑」が安岡哲学の四耐です。
その意味するところは、「冷に耐え、苦に耐え、煩に耐え、閑に耐う」です。
更に進むと、四耐から発展して「四不」を為すようになります。
四耐も四不もあまり聞いたことがない言葉だと思います。
四不とは、「不激」興奮しない。
「不躁」ばたばたしない。
「不競」くだらない人間とくだらない競争をしない。
「不随」人の後ろから、ノロノロとついて行くことをしない。
「冷に耐え、苦に耐え、煩に耐え、閑に耐え、激せず、躁(さわ)がず、競(きそ)わず、随(したが)わず」以て大事をなすべしとあります。
これらの言葉をしみじみと噛み締めるとよい処世訓だと思います。
人間世界をよく観察されているなあと感じます。
人間の探求精神の深さを感じます。
そして、龍樹菩薩の説かれた「自利、利他」の心がここにあります。
龍樹は、忍耐、我慢、耐え忍んで、努力し尽くすことが、人間にとって一番大切であると云っています。
仏教の精神とは、一言で言うと、忍耐と寛容です。我慢と努力です。
その自利利他の心を分解して現したのが、この【四 耐】と【四不】です。
人の後ろから、のろのろとついて行くなと言っていますが、面白い表現です。
不和雷同するようなふわふわとした人間になるなということでしょう。
志を立てた人間は、ノロノロと人の後ろからついていかないものです。
不躁とはバタバタする心のことですが、イライラ、セカセカする焦りの心を含みます。
あせりの心は、物事を成就させない心であり、徒労、中途挫折に終わるやっかいな心なのです。
折角努力しても、あせりの心で努力していると、無駄に終わることが多いのです。気をつけなければなりません。


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by toukokira-kira | 2019-03-15 23:29 | Trackback | Comments(0)