人気ブログランキング |

★★虚心坦懐

世の事物には、釣り合いの理が必ず存在しています。
極端な得意絶頂の時には、その後に必ず失意絶望の時が来ます。
得意満面、絶頂の最中に、奈落の底が口を開けて待ち構えているのです。
何事もよいことは長くはつづかないのです。
えすから人間は、得意絶頂、無事平安な時こそ、用心を怠ってはならないのです。
絶頂の最中に、有頂天になり、いい気になって驕り高ぶっていると、落とし穴に落ちていきます。油断大敵ということです。
極端な絶望失意の後には、忍耐辛抱していると、やがて光が射してきて、必ず喜びがやってきます。
奈落の底に落ちたときでも、歯を食い縛って辛抱し努力していると、その後には、喜びのときや栄光の時が待っています。
人生は糾える縄目のごとしです。
禍福吉凶がまさに交互に、縄目のように織り成して現れます。
良い事も長くは続きませんが、悪いことも長くはつづきません。
どんな時にでも辛抱、我慢、努力が大切です。
陽気が続くと、陰気がやってきます。
喜びのあとには、悲しみがやってきます。
苦楽の人生と先達はよく申しました。
苦しみのあとには、楽しみがやってきます。
楽しみのあとには、苦しみがやってきます。
世の事物には釣り合いの法則が働いて、禍福、吉凶、善悪、苦楽が交互に縄目のようにやってきます。
だから絶頂、絶好調だからといって、浮ついていられないのです。
有頂天になりやすい全盛期こそ用心すべき時なのです。
そうした喜怒哀楽、一喜一憂の人生ですが、どんな時にも大事なことは、失意泰然、得意平然、死中活あり、の心構えです。
寒さ暑さは天地の呼吸ですが、苦楽、禍福は人生の呼吸です。
一喜一憂するには当らないのです。
苦しみの中にも、楽しみを見出す工夫が大切です。
人生はあせらず、ゆったりと泰然自若です。
急がば回れです。
急がないことは早く片付け、急ぎの用は、ゆっくりやるのがよいのです。
これが人生の急所というものです。
自分が感動しなければ、他を感動させることができないように、まずは、自分を処することが大切です。
人生の中では、順境のあとに逆境が、逆境のあとに順境が必ず交互に訪れてきます。
順境であっても、逆境にあっても心の持ち方一つです。
逆境の人は、失望しないで、順境の時のように心を安らかに対処し、順境の人は、逆境の時を忘れず、油断してはなりません。
今綴ってきたことは、全部が宇宙の法則である作用・反作用の法則、交換の法則です。
作用、反作用の法則、釣り合いの法則ともいいます。
この法則に従うと、幸せを求める方法は、人に恵むこと、人に施すことにあります。
人に親切にすると、運命も好転し、幸せになれるのです。
与えれば、与えられるのです。
敬すれば尊敬されるのです。
赦せば、赦してもらえるのです。
情けは人の為ならず、なのです。
過酷な競争社会の中で、出世競争に目がくらみ、必死でしょうが、争い焦る心を忘れて、ただ職務に専念すると、たちまち昇進するのですよ。
組織社会にあっては、老子がよい言葉を残してくれています。
最上の者は、下の者からただその名を知られる者なり。
その次は、親しまれ、讃えられている者、その次は、畏れられている者、その次が、侮られる者である。と述べています。
この意味を自分なりに考えてみてください。
足るを知れば、辱められず、止まるを知れば危うからずです。
これこそが人から侮られない生き方です。
虚心坦懐にして、我見がなければ、他人を受け入れることができます。
組織社会では大切な心構えです。
我欲、我執、我見に囚われて、引き摺られて生きているのが人間です。
これらは、争いと衝突、対立のもとになり、身を滅ぼすもとになります。
少しでも驕り高ぶる気持ちがあれば、天地の道理が損なわれるのですよ。
富、地位、名誉、名声、権力や栄光を求める心は、天地の道理と調和しない心です。
ですから、キリストが言うように、こういう者は天国の門をくぐれないのです。
欲望と執着という怪物に魂が乗っ取られているからです。
虚心坦懐に生きることが天地の道理なのです。


トラックバックURL : https://toukokirak.exblog.jp/tb/29301140
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
by toukokira-kira | 2019-03-10 11:02 | Trackback | Comments(0)