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心の階層とは

ここ数日のブログ記事は人生の核心ともいえる重要な記事を掲載しています。
古流神道の修行をしていると、神通力が極まってきて、念じるだけで宇宙の力が発動します。
闇の心も、魔の心も、無意識下で払拭され、正しい光の道を歩むように自然と働きます。
神の守護のお陰です。
修行の最終形であり、めざす姿でもあります。
これは、仏教でいうところの不動心です。
心にどのような事象が生じても乱されることのない心です。
不動心とは、常より、四魂にエネルギーが満ち満ちている状態であり、四魂の力が充実しているので、あらゆる事象に的確に対応できる心のことです。
よりよき因果律へと歩み、運命向上の道へと向う働きがあります。
不動心は、念じて、祈願して、希求して持てるものではありません。
神仏にどんなに祈っても身につきません。
試練、苦難、困難を幾つも乗り越えてはじめて身につくものです。
苦難、困難は、魂を磨くためのチャンスなのです。
運命を好転させるチャンスでもあり、不動心を獲得するチャンスでもあります。
苦難、困難に直面した時の体験が、人生では何よりも一番重要です。
困難に遭遇して、逃げ回る人も多いのですが、逃げずに、困難と真正面から向き合い、受け止めて、乗り越えていこうとする人もいます。
人生の真の喜び、永遠に続く楽しみは、そういう困難を克服した経験と記憶の中から生まれるものです。
人間としての自信も生まれます。
苦難を乗り越えた先に幸福があります。
私達は、正しい道を自信をもって歩むことを「幸福」と呼んでいます。
ここが重要なので、忘れないでください。
そして、辛い苦しい現実から逃げずに、幾多の困難を乗り越え続け、自信を獲得した心を不動心といいます。
そうした方向に向けて前進、精進する力を福寿光といいます。
困難や厄災に臆することのない心を不動心といって、運命を好転させるための唯一の大切な心です。
人間は、この不動心を身につけるために、輪廻転生の幾千年もの旅を続け、魂の修行を続けているのです。

逆境をものともせず、苦難、困難を乗り越えて、それを人生の糧とする生き方を私達古流神道では「不動心」といって尊んでいます。
人間世界は、精神階層5までの迷い多き菩薩界なのですが、不動心を獲得した魂は如来界である精神階層6以上の世界へと心界上昇します。
修行の進んだ高次の魂となるということです。
多くの苦難、困難、試練を経験し、乗り越えていかないと、この不動心は身につきません。
輪廻転生の観点から申し上げると、私達の人生は、この不動心を獲得するためにあるということです。
ですから、逆境や、苦難、試練を怖れたり、逃れたりしようとしないことが大事です。
あの天下の山中鹿之助は、「天よ我に七難八苦を与えたまえ」とまで言いました。
鹿之助は、逆境の中で、ゆるぎない不動心を練磨しようとしていたのです。
精神階層6の次は、精神階層7で、自己もなく他己もない、差別も偏見もない世界を言います。
すべての魂がひとつにつながって結ばれていると悟った魂の世界です。
もう天界に近い魂の世界であり、聖人たちの世界です。
その上が精神階層8の世界であり、生老病死苦を超越した魂の世界です。
最高位の世界が精神階層9の世界であり、宇宙意識と直結した魂の世界です。
魂には、心の階層というものが厳然として存在しているということです。

by toukokira-kira | 2019-02-25 17:14