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命の生体反応 3

さて、命の生体反応として筋肉が内臓の状態を教えてくれます。
肝臓の悪いときには、肝臓周辺の筋肉が硬直して、カチカチに腫れて痛みます。
胃が悪い時には、同様に胃周辺の筋肉が硬直します。
小腸や大腸が悪い時には、下腹部一帯が硬直して痛みます。
内臓に機能低下があると、内臓を外側から守るために、内臓周辺の筋肉が緊張して硬直します。
鎧のように硬くなって、患部を守ります。
内臓が悪いほど、周辺の筋肉は、鎧かぶとのように硬く固まります。
硬く硬直しているお腹は、お腹の内臓が悪く、筋肉が守りに入っている状態と思ってください。
胸の筋肉が硬く硬直している人は、肺や気管支、心臓が悪いと考えてください。
すべて筋肉が内臓などの体の状態を教えてくれるのです。
脳の血流の悪いところは、その周囲の頭骨筋に嫌な変異がみられます。
頭骨筋がうっ血してグニョグニョです。
このように内臓や脳の悪いところは、筋肉の状態を通じて、教えてくれるのです。筋肉と内臓の関係は、命の生体反応であり、筋肉を通じて警告サインを発します。逆に言うと、筋肉を正常化すれば、内臓も調和へと向かうということです。
内蔵治療は、内臓を覆う筋肉を調和させればよいのです。
そうした筋肉が正常化すると症状や違和感がすべて消えます。
こうした視点と論点で私の行う内蔵調整法や脊髄神経調整法は成り立っています。
コリ、痛み、痺れ、運動障害、麻痺などの筋肉の変異は、命を守るための警告サインです。単なるコリ、痛みではありません。
これらの現象を放置すると、非常事態レベルの生体反応が起きてきます。
皮膚病、皮膚の腫瘍,潰瘍、水腫、浮腫、内臓の腫瘍と警告サインは順次、段階的に引き上げられていきます。
ストレスで内臓が緊張して、機能が低下すると、修復しようと血液が集まってきます。
充血して、肥大化し、熱を発生させ、炎症させます。
このときの熱が問題なのです。
病気は熱との闘いです。
内熱との闘いである。
内臓に内熱が蓄積され、排出できなくなると、病気になるのです。
放出、排出できれば問題ないのですが、熱を排出できないと、炎症を起こして、そういう形で熱を排出しようとします。
炎症とは熱を排出する姿なのです。
たとえば、リウマチ熱は、小腸に蓄積した内熱を放出する姿なのです。
薬物で下げてはならないのです。
命を守るために熱を出して、放出しているのです。
薬で熱をとめると、さらに悪化します。
病気は熱との闘いです。内熱との闘いです。
体表の皮膚からも絶えず熱が放出されています。
呼吸や排尿、排便でも熱が放出されています。
こうした通常レベルの熱放出、排出では間に合わなくなった時、第2段階の警告システムが作動します。
皮膚に炎症を起こし、熱をさらに放出しようとします。
新たなレベルでの警告サインは、皮膚病という姿、形から始まります。
皮膚は心の鏡です。
皮膚などの体表の炎症からの熱放出では対応できなくなった時、次の段階に這入ります。
今度は、皮膚表面の炎症では効率が悪いので、内部の深い部分にトンネルを掘って、深部から体表へのルートをつくります。
そして、体外に熱と毒素を排出します。
マグマという火山が、地表の穴から内部のたまった熱を噴出している姿と同じです。
皮膚深部にできた腫瘍、潰瘍、おできは、巨大エネルギーを噴出させる火口なのです。

皮膚の潰瘍などは、巨大エネルギーを排出させる火口でしたね。
内部の熱や毒素を直接体外に排出している姿でしたね。
皮膚病や皮膚の腫瘍を薬物で無理やり抑えたり、消したりすると、次の段階の対応レベルに上昇してしまいます。
潰瘍性の皮膚炎は、皮膚の上に穴を作って、口を開くまでにして、内部の熱を放出し、内臓の壊死と破壊を防ごうとしている生体の必死な姿なのです。
その意味で、潰瘍性の皮膚病は、単なる皮膚病ではありません。
内蔵の重い病気が原因です。
これを消そうとしても、内部の熱、すなわち、内臓の熱が処理できないと、何度でも再発します。
大変難しい、難治性の潰瘍なのです。
寝たきりの人の床ずれも皮膚に穴が開きますが、穴を開けることで、内部の熱を放出しているのです。
これは内部の組織の壊死を防いでいる姿で、薬で治そうと思っても治りません。
体表に大きな穴をつくり、化膿させ、内部の熱をどんどん排出している姿だからです。
これは生体をもとに戻そうとしている対応の姿です。
床ずれが出来るということは、それだけ身体の状態が悪化しているということです。

症状とは何か。病気とは何か。答えは、「命の生体反応」ということです。
生命を守ろうとする生体反応が症状であり、病気です。
病気とは生命体のメッセージっです。
生命体を守ろうとする警告サインが病気です。
そして、病気とは熱との闘いです。
不快で苦しい症状の大半は、、内臓、器官の炎症からきています。
そうなると、内臓、器官の機能低下を生じさせますので、もとに戻そうとします。患部に血流が集まり、充血し、熱が発生します。そして肥大化して炎症します。
炎症の姿は、破壊された組織を修復するための、防御反応なのです。
命を守るための生体反応です。
炎症は、苦痛のシンボルです。
辛くて、苦しくて、耐えられないものです。
悪のシンボルです。炎症には悪のイメージが付き纏います。
しかし、炎症は、命にとって、プラスの対応なのです。
命を守る対応なのです。
病んで傷ついた内臓を修復している姿なのです。
熱を解熱剤で下げる、化膿止めを投与する、など無理やり薬物で押さえ込んでばかりいると、繰り返すことになります。
そして次の防衛機能の段階にステップアップすることになります。
次の体を守るための対応段階に移行するということです。
よろしくないです。次の体の防衛機能は、水系の防衛対応です。
内臓や器官に水がたまります。内臓に発生している余分な熱を冷まして捨てようとする姿です。
水腫、浮腫がこれに当たります。
水はよく熱を吸収してくれます。
炎症で発生した内蔵の内熱を速やかに、迅速に処理してくれるからです。
五臓六腑に内熱がたまると、胸水、腹水がたまります。
危険な状態になります。
五臓六腑の熱を冷まそうとして水がたまるのですが、肺呼吸ができなくなります。波動水、神水という聖水を私はよく使います。
水は熱をよく吸収してくれます。波動水を患者に飲ませ、内熱を小水で排出すると、よい効果がでます。
水系の対応で間に合わない場合は、次の防衛シフトに入ります。

水系の生体反応の次の段階は、内臓の腫瘍という段階になります。
内臓に腫瘍をつくり、内臓に穴を開けます。
腫瘍という火山口を皮膚ではなく、直接内臓につくります。
そして巨大な熱をを内臓から直接排出しようとします。
その最初は、内臓でも再生能力の高い内臓や、免疫力の高い内臓から腫瘍が発生します。
しかも、外部と通じている臓器です。熱の放出しやすいようにです。
肛門近くの大腸や、子宮に腫瘍が出来やすくなります。
それは、熱を体外に放出するためにです。
また大腸や子宮は、抗細菌力が強く、再生能力も強く、生命にそれほど致命的なものを与えない部位です。
そういうところから腫瘍が発生し、熱の放出を果たそうとします。
生きるための防衛策なのです。
腫瘍は、生体を熱から守るための防御なのです。
その次の対応が最後の切り札、ガンです。
生命体を守るための最後の切り札は、ガンをつくることによって、内臓、器官を停止、閉鎖して、身体を守ろうとすることです。
これがガンの本当の姿です。
ガンを作ってでも身体を守ろうとする、その状況が意味するところは、身体状況が極限まで下がっているということです。
ガンをつくってまでして、身体を守らなければならない状況、すなわち、生命危機、生命の終焉になるという身体状況の悪さが内在しています。
ガンも身体を守るための生体防衛反応なのです。

by toukokira-kira | 2018-12-14 23:26