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命の生体反応 2

さて、これまでに生命体が生き抜くための警告システム、命の生体反応について綴ってきました。
人間が心身ともに健康で生きられるように、この警告システムは何段階かに分かれて発せられています。
まず、身体が発するコリや痛みというのは、内臓からの警告メッセージだということです。
首・肩、腰はもとより、下肢痛,上肢痛のすべてが警告サインです。
放置すると、次の新たな段階の警戒警報が発動します。
これらのすべての根源は「心」です。
辛い苦しい心の痛みが、これらの警告サインの根源となっています。
ストレスに侵された心というブラックホールが作り出す警告サインです。
ストレスに侵された心が調和、回復されるまで、永遠に命を守るための生体反応が続きます。
人間の心には、想像を絶するほどの働きと能力があります。
正と負の両面においてです。
限界を越えた強烈なストレスの持続は生命を脅かします。
脳が緊張し、内臓が緊張し、神経系が緊張し、血管系が緊張し、筋肉系が緊張します。
寝ても覚めても思い考えることは、しかもマイナスの思いですから、脳が一時も休まりません。
脳が24時間、休むことなく、働き続けることを意味しています。
普通の何倍も脳に酸素と栄養が必要なため、脳に血液がどんどん送られてきます。脳のフル稼働です。休む暇も与えられません。頭は常にグルグル回っています。
強烈なストレスとなると、さらに脳と肝臓は緊張し、超フル稼働のため、血流は集中し、脳や肝臓が充血し、内熱を発生させます。
この状態が持続すると、脳の充血と内熱の蓄積を防ぐため、脳への血流を遮断する、或いは、制限する仕組みが作動します。
放置すると脳が限界を超えてしまい、疲弊します。
ですから脳の破壊、死滅を防ぐ仕組みが働くのです。
放置すると、脳が破壊されてしまい、生命体の終わりとなります。
首や肩周辺の筋肉群を硬直させることによって、血流の流れをストップさせます。
脳を守るために、首や肩周辺が硬直し、重度のコリが発生します。
うつ病や精神疾患の患者や難病のパーキンソンやアルツハイマーの患者の首、肩の筋肉は例外なく石ころのようにカチカチです。
すると、今度は、脳の血流不足、血行障害で頭痛が発生します。
頭痛の次の段階は、めまい、耳鳴りです。
それを放置すると、脳の血行障害により、さまざまな異常が発生することになります。頭痛やめまい、耳鳴りなどの痛みは、ストレスで痛む心を一時停止させようとして発生します。
肉体の痛みが生じるたびに、心の痛みは停止します。ストレスの心を停止させないと、脳を守れないからです。
しかし、さらに血流不足が進行すると、精神障害や脳梗塞、脳血栓になります。
脳梗塞、脳血栓は、生命に支障のないところから血管をつまらせ、それによって主要な血管を守ろうとしている姿です。
脳の血流を必死で高めようとしている姿がそこにあります。
生命を守るための対応の姿なのです。
うつ病の患者は、血流が制限される仕組みが働いてしまうため、脳に刺激を与えても血流は一向に変化しません。
脳の血流障害がうつ病の姿なのです。



by toukokira-kira | 2018-12-14 23:17