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発熱とは何か

熱が出ると、嫌な感じを覚えますが、発熱とは一体何でしょうか。
熱が出たときの頭痛、不快感、体の節々の痛みは、辛いものです。
熱を一刻も早く下げたいと思うのが人の心です。
しかし、解熱剤を使って急激に熱を下げてしまうと、様々な悪い症状を生み出してしまいます。
解熱剤を繰り返し使うと、重篤な病気を併発することになります。
薬物を使って無理やり熱を下げると、こわいですよ。
発熱を一方的に悪い症状と捉えて、薬で急激に下げてしまうと、きわめて危険です。
人体には、熱を下げるためのシステムが備わっています。
幾重にもわたって完璧に備わっています。
体温とは、体内の水の温度です。
たとえば、個人差もありますが、通常、人間は36,5度を保っていないと、生命は維持できません。
一般に36,5度以下になれば発熱し、36,5度以上になれば放熱する仕組みになっています。
とくに、高熱になった体温をいかに下げるか、速やかに早く、熱を捨てて下げるかが、生体にとって生命線となります。
人の発熱のメカニズムは、寒くなると、体を小刻みに震わせ、ブルブルと振動させて熱を発生させます。
ウイルスの侵入など必要が生じると短時間で体温は40度に達します。
しかし、翌日には平熱に戻ります。心配いらないのです。
心配な事は、自然に任せず、解熱剤で下げようとすることです。

人の体は、体温が4~5度下がっても体調に変調は起きませんが、4~5度上がって40度前後になると、もう辛くてどうにもなりません。
42~43度に達すると細胞内のタンパク凝固が起こり、死へと向います。
人体は、熱に対しては、大変弱い体質をもっています。
それゆえに、高熱に対しては、速やかに熱を捨てるシステムが完璧に備わっています。
そして、命を守っています。
熱が必要な時は、すぐに発熱し、必要がなくなれば、速やかに熱を捨てるシステムが作動するように、身体は作られています。
発熱は心配要りません。
人は何故発熱するのでしょうか。
必要があって発熱しています。
勿論、身体を守るためにです。
発熱は低下した体温を上昇させて、身体の体温を上げるためと、身体の細胞の分子運動を活発化させて、60兆個の全細胞を活性化させるために発熱します。
体の力が低下した時に、体を良い状態に戻すために、発熱します。
発熱は、自らの治す力が働いている初期の姿です。
全身を発熱させることによって、身体をリセット状態にします。
発熱で全細胞がスクラムを組み、細胞間の交流が活発化し、全細胞が活性化し、身体を元の状態にもどそうと働きます。
これが発熱の意味です。
全身発熱しないような体は、健康上、末期状態の人です。
普通の人は、体調を戻す意味で発熱するのです。
発熱すると、白血球が増え、免疫力が高まり、最近やウイルスから身体を守る免疫システムが強くなります。
白血球の数は、体温によって大きく変化します。
身体全体の免疫力が低下した時は、白血球も低下していますが、発熱して体温が上昇すると、白血球の数は急激に上昇します。
風邪を引いた時などは、これによって、最近やウイルスと闘う力を増強させて、身体を守ってくれています。
発熱は、身体を正常な本来の状態へ戻すための働きといえるのです。
ですから、すべての発熱は、身体を守るために必要な発熱であり、無駄なものは一つもありません。
それゆえに、発熱を敵視したり、手を加えてはいけません。
安易な解熱剤の使用などもってのほかなのです。
発熱には深い意味があります。
身体に顕れる症状、病気には、すべて深い意味があります。
病気は、その本質を見ないで、表面に表れた症状に囚われて対処していくと、根本的な解決はおろか、新たな病気を引き起こしてしまいます。
人体には、高熱に対処すべき防御システムが幾重にも完璧に備わっています。
自分の体を信じることが大切です。
安易な薬の使用は危険です。
薬は急性毒性を利用して症状を止める働きがありますが、毒性も強いもです。
医薬品は、みな劇薬、猛毒です。
安易な解熱剤、鎮痛剤の使用は、百害あって一利なしです。
身体を壊し、狂わせ、破綻させていきます。
西洋医学の信奉者の多い日本では、薬はありがたい神様です。
薬は、病気を根本から治してくれると信じています。
薬は、薬の急性毒性、猛毒性を利用して、ただ症状を止めているだけなのにです。猛毒なものほど効きます。
最近の解熱剤は、40度の高熱も、1時間で37度の微熱まで下げます。
脳の熱中枢を完全に麻痺状態にするからです。
しかし、自然治癒力を破壊しますから、その代償も多きのです。
その後遺症、副作用は、計り知れません。
ですから、薬好きの日本人には、薬害という悪魔がいつも人々に寄り添っています。

風邪ウイルスでの高熱を下げる薬、タミフルの猛毒、副作用による弊害が話題をさらっています。
とくに体の弱い人は、高熱で肺炎を併発して危ない、命にかかわる、とばかりにタミフルという劇薬を投与されています。
体の弱い人だからこそ、そのような劇薬はご法度です。
ここが問題なのです。
発熱によって、身体は、一生懸命ウイルスや細菌と闘っているのです。
白血球を発熱で増強させて、身体を守っている時に、解熱剤を打たれると、全部が水の泡となります。
強烈なウイルスの増殖に対して、迎え撃つ免疫群、白血球も極限まで増殖して、闘います。
体温が上昇するたびに、白血球が増殖していきます。
ウイルスと闘う姿が高熱です。
40度の熱が出るということは、それだけ強力なウイルスが侵入してきているということです。
極限まで熱を上げて、白血球を増殖して、ウイルスと戦っている姿がそこにあります。
ウイルスと闘っている最中に、解熱剤で熱を下げてはなりません。
ウイルスが喜ぶだけです。
そんなことをしていると、身体の中心核までウイルスが侵入し、インフルエンザではすまなくなります。
脳髄膜炎などの新たな病気が生じます。
ですから欧米では、風邪やインフルエンザの場合、タミフルの投与も、解熱剤の投与も処方にありません。
安静にして、水分を補給させて、氷枕などで熱を冷まし、あくまでも免疫力を高めることに主眼が置かれています。

発熱という姿は、全身60兆個の全細胞を総動員して身体を活性化している姿です。
何とか低下している身体を元に戻そうとしている生命体の必死な姿が全身発熱です。
病気の初期症状を教えてくれる最も大切なサインです。
熱を出す必要があって発熱させているのであって、体の回復を図るために発熱させているのです。
これを解熱剤で急速に押さえてしまうと、根本は何も解決されていないので、さらに次の重い症状の警告サインとなって現れてきます。
風邪の熱は、解熱剤を使用しないほうが、早く治るということは、医学の常識です。
今の解熱剤は強力で、40度の熱も1時間で一気に下がります。
このように急激に熱を下げてしまうと、子供や高齢者では、脳障害を発生させる危険があり、注意が必要です。
解熱剤で脳の発熱中枢が麻痺され、熱の発熱場所を失った人体組織は、より深部に発熱の場所を求めて、炎症を起します。
人体の中心、髄膜の炎症となります。
風邪の発熱から脳髄膜炎を発症するのは、このように熱を薬で急激に下げてしまうからです。
また身体は、高熱になるほど、白血球を強力に増強して、ウイルス、細菌と闘いますが、薬で熱を下げられると、白血球が増えず、ウイルスを退治できなくなります。
ウイルスに自由の天地を与えてしまいます。
そうなると、いつまでも風邪の悪い症状が長引き、微熱が残ります。
解熱剤を繰り返すと、髄膜炎という重篤な病気に移行する引き金になります。
今話題の解熱剤タミフルの投与による青少年の異常行動は、想像に難くないことです。
脳が猛毒によって、一過性に破壊され、正気を失っているのです。
劇薬タミフルは必要悪なので、正しい情報はだせないのです。
因果関係は不明と処理されてしまうのです。
多少の犠牲はやむなしと、見切っているのです。
それが国の姿です。命は地球よりも重い、という言葉は偽善です。
薬害を放置する国では、命は、石ころのように軽いのです。
騙されてはいけません。



by toukokira-kira | 2018-12-14 09:13