水道の蛇口を捻るときれいな飲料水が出て、いつでも飲めるというのは、日本では当たり前のようですが、世界ではどうも当たり前ではないようです。
いつでも蛇口をひねると清潔な水道水を飲めるという国は、世界でたった8カ国だそうだ。まあまあそれに近い状態の国でも16カ国に過ぎない。
国連加盟国200カ国のうち、水道の水を享受できている国は少ないのです。
世界では水道があっても、飲めない水質の水道水も多いのです。
手洗いや、洗濯用の水として水道水が使われ、飲む水はミネラルウオーターのボトルを買って飲むというのが常識なのだそうです。
今、国会では水道事業法が改正され、民営化を促進する法律が可決されました。
しかし、大変な物議を醸し出しているようです。
日本の水道管は、敷設してから60年以上を経過しているものが多く、老朽化が一段と進行していると言われています。
水道管が腐食して錆びついているということです。
こうした日本の水道管は地球2周半にあたる10万キロにも及ぶそうです。
水道管を掘り起こして新しいものに取り替えると、20mあたり260万円もかかります。1キロでは1億6000万円もの事業費が必要になります。
日本の老朽化した水道管を全部取り替えると10兆円もの事業費が必要になり、自治体の深刻な経営悪化を招きます。
そこで登場したのが水道事業法の改正です。
この厳しい局面を打開する切り札としてコンセッション方式というのを法律に盛り込みました。
民間の経営ノウハウで水道事業の経費を削減するという手法です。
海外では民営化によって、値上げや水質低下の問題が起きているようです。
水道料金が3倍になる事例もあるようです。
日本でも、水道料金はすでに自治体によって大きくばらつきがあります。
赤穂市の月額853円に対して、夕張市は月額6841円です。8倍もの開きがあります。ですから、老朽化対策は日本の成長戦略に大きな影響を与えると思います。




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by toukokira-kira | 2018-12-07 11:30 | Trackback | Comments(0)