オキシトシンの驚くべき効用

傷を癒すことで知られていた脳内物質オキシトシンが再浮上しています。
2005年の医学論文で、オキシトシンの驚くべき新たな作用と効果が実証されました。
手を背中や手の甲に優しく密着させて触れるだけで、癒し効果があることが解りました。
柔らかく包み込むように触れるのがポイントです。
これはタッチヶアーと呼ばれ、世界中の病院や施設で広がりつつあるものです。
手の平でやさしく触れてさわって上げるだけで、脳内物質オキシトシンが分泌されて、自律神経が活性化して、血流循環がよくなり、記憶力まで良くなるそうです。

何と言っても、一番の効能は、ストレスによいそうです。
オキシトシンこそがストレスを消失させるホルモンということが、最近の研究で解ったのです。
うつや認知症にもよいということで、医療や介護の現場で注目されています。
10分程度、やさしく触っていてあげるだけで、癒されるのですから、まさしくこれは手当て法です。
触るというのは、治療の原点です。
親しい関係で肌を触れ合うと、余計にオキシトシンが分泌されるそうです。
好意をもっている人にに触られると出るホルモンで、嫌いな人に触られると分泌しません。
愛着、絆を深めるためのホルモンですから、信頼している人に触られても分泌します。
親しい者同士、ハグしたり、タッチしたりすることは、健康にとっても大変よいようです。

そして、脳内物質オキシトシンが、愛と感謝、寛容な心をつくるということが判ってきました。
オキシトシンが沢山分泌されると、家族や夫婦の絆、恋人同士の愛の絆が深まるということが医学的に立証されたのです。
すごいですね。愛や友情、親愛の情が深まっているときには、血液中のオキシトシン濃度が何倍にも高くなっているそうです。
そういうことが、医学実験で立証されました。
人に優しく、思いやりのある行動を取れるかどうかは、オキシトシンしだいということです。
人に対する愛情の薄い人は、オキシトシンの絶対量が足りない人ということになります。
オキシトシンが分泌されると、恐怖心や不安も消え、安心感とやすらぎの心が訪れるそうです。
オキシトシンの分泌こそが、ストレスを消失させる有効な手段だと思います。

手を握ってあげたり、やさしく擦って上げたり、背中を擦って上げたりすると、オキシトシンが多量に分泌され、穏やかな心身になります。
ダンスなどもオキシトシンが多く分泌されるので、絆を深めるには有効です。
愛情表現は、脳内物質オキシトシンしだいということです。
認知症で暴れる老人も、手をやさしく擦ってあげるだけで、症状が安定するということです。
オキシントンは、介護や福祉の分野で注目されている脳内物質です。
近い将来、医学がさらに進歩すると、脳内物質の投与によって、なりたい自分になれる時が来るかもしれません。

最期に、ストレスに関して一言。
強いストレスを感じている人というのは、拍動する心臓の血流が半減してしまうそうです。
血流が半減すると、全身に血流が十分に行き渡らず、脳や五臓六腑に大きなダメージを受けるようになります。
女性の場合は、若い世代からストレス反応が強く、男性では50歳以降にストレス反応が強くなります。
ストレス反応が強くなると、心臓からの血流が悪くなり、病気に直結していくことになります。
女性は若い世代からストレスに直撃されやすく、それゆえに身体の不調、自律神経の不調となるようです。
ストレスの特効薬が信頼のホルモンであるオキシトシンですから、この脳内物質であるオキシトシンが多量に分泌されるような過ごし方、生き方を模索していくとよいと思います。
信じあって,いたわりあって、思いやりのあるやさしい心をもって生きると、病気もストレスもない毎日を過ごせると思います。

ストレスを半減させる方法はオキシトシンともう一つ強力な方法があることが最近の医学研究で判りました。
ウオーキングなどの軽い運動を続けることによって、自律神経が正常に回復し、心臓の血流量も正常値に回復することが判りました。
さらには、朗らかに笑って、感謝して過ごすと、免疫力が21%も高くなることも判明しています。
ウオーキングを日課として、「笑顔、ニコニコ、ありがとう!」の心で過ごされるのがよいと思います。
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by toukokira-kira | 2018-08-31 20:59 | Trackback | Comments(0)