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アミロイドβを消すには

超高齢社会がやってきました。
そして、アルツハイマー病が高齢者に広がっています。
認知症患者460万人の70%がアルツハイマー病で、患者数は1000万人へと向かっています。
近年、この病気を引き起こす原因物質が発見されました。
「アミロイドベーター」と「タウ」という特殊な蛋白質の物質です。
記憶を司る海馬周辺の神経細胞シナプスをこのアミロイドベーターが破壊していたのです。
発症の25年前から脳内でこの物質が広がり、タウという物質が15年前から追随するように広がり、海馬周辺の神経細胞を死滅させ、萎縮させるのです。
アミロイドベーターは25年以上前から、少しずつ蓄積して、25年ぐらい経つと脳全体を覆い、アルツハイマーが発症します。
シナプスを破壊するのはタウという物質です。
この病気になると、やがては、身の回りのことすべてが、自分でやれなくなります。
記憶力が相当悪くなります。糖尿病などで血糖値の高い人ほど、アルツハイマーが進行します。
アミロイドベーターがこの病の大本であり、25年前から蓄積が始まります。
もうすでに、働き盛りの40代ぐらいから静かに進行しているということです。
そしてこの物質は、睡眠の質がよいと、脳外へ排出されることが発見されました。よくぐっすりと寝るとよいのです。
熟睡すると、寝ている間にアミロイドβは消失するというのです。
寝ている間に髄液と一緒にアミロイドベーターが排出されることが判ってきました。
この物質は起きているときに脳で作られ、眠らないと蓄積されていきます。
若い時分に不眠に悩まされて、熟睡できなかった人は、とくに蓄積が進んでいると思われるので要注意です。
そして、高齢になって、眠れない日が続くと、とくに危険信号です。y
寝たきりになったり、病気で入院したりして歩けなくなったりしたら、一気に発症リスクが高まります。
良質な睡眠と歩行などの有酸素運動が認知症リスクを軽減してくれます。
歩くことと、睡眠、快眠は健康の宝です。
食品では、納豆とカレー粉が認知症を予防してくれます。
香辛料であるダーメリックのカレー粉にはクルクミンが含まれており、このクルクミンがマウス実験ではアミロイドβを一掃してくれるそうです。
納豆にはアミロイドβを分解消失する特殊な物質が含まれていることが最新の医科学研究の成果により判明しています。
ですから、納豆とカレーライスを多食すれば認知症予防に大変よいということです。






by toukokira-kira | 2018-08-31 18:15