2018年 07月 07日
日本の夜明け
その後、大化の改新の立役者中臣鎌足(後に藤原氏を賜る)、その次男である藤原不比等により、律令国家の基礎が築かれました。
とくに飛鳥から奈良時代にかけて活躍した藤原不比等(659~720年)は、大宝律令という律令を制定し、日本の刑罰と政治の基本を決めました。
そして、この大宝律令により、大和朝廷による中央集権体制が確立されました。
藤原不比等なしでは、天皇中心の政治体制はありえませんでした。
後の世の、平安時代の藤原氏の栄華の基礎は、この不比等によってつくられたといっても過言ではありません。
藤原氏でなければ人間にあらず、とまで言われました。
奈良興福寺は藤原氏の菩提寺であり、奈良の春日大社は、藤原氏の氏神を祭るために創建されたものです。
興福寺も春日大社も、藤原氏ゆかりの神社仏閣ということです。
日本の栄華を極めた歴史は、奈良時代の蘇我氏、400年続いた平安時代の藤原氏、そして11世紀の平氏と栄華が継承されていきますが、盛者必衰の理のとおり、奢れる者は久しからずです。
この日本の夜明けである奈良から平安末期にかけて、蘇我馬子、聖徳太子、空海、最澄、藤原鎌足、藤原不比等、平将門、平清盛、源頼朝と歴史上の重要な人物が登場します。
by toukokira-kira
| 2018-07-07 18:39