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人間とは

今日のこの記事で4500編を記念する記事となりました。
これまで人間の有り様を「人間世界の探求」と題して記事を書き綴ってきました。
精神的生命である人間の存在は、宇宙のように果てがなく、書いても、書いても、尽きることがありません。
そういう意味で人間世界の探求は終わりのない旅です。
植物の生命も、動物の生命も、本能的生命によって生きていますが、人間の場合には、本能的生命に加えて、精神的生命が備わっているからこそ、人間が人間であるわけです。
人間が人間たる所以と言ってもよいでしょう。
この人間の人間たる所以を学ぶことを「学問」と言います。
知識を学ぶことが学問ではなく、人間を学ぶことが本来の学問です。

そして、この精神的生命は、一人ひとりがみんな違うということです。
同じものは一つもありません。
人間の存在がこの世に二つとない「天上天下唯我独尊」といわれる所以です。
同じでないから面白く、同じでないものが混じり合うから、無限の変化が生まれます。
精神的生命をもった人間というのは、一人ひとりが個性があって尊い存在だということです。
個性の違いから誤解が生まれ、無理解から憎悪が生まれます。
得たいの知れない人間なんて一人も存在しないのですが、誤解と無理解から憎悪が生まれ、ぶつかり合うことになるのです。
全宇宙の中心たる人間こそは、あらゆるものの中で最も尊い存在だということを肝に銘じて、他者に対する敬意を忘れないようにしましょう
by toukokira-kira | 2018-04-13 22:31