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★★心の法則とオキシトシン

宇宙の法則と、身体調和の法則とは連関しており、一体のものとして働いています。
宇宙の法則とは、心の法則のことであり、心の有り様、働きによって、身体も同調していきます。
心である体と、体である心です。
心と体は一体のもので、不可分のものです。
心が傷つくと、体も傷つきます。
体が傷つくと、心も傷つきます。
ですから、心が肉体に大きな影響を与え続けているということです。

愛と感謝、寛容な心によって、身体はすこぶる健全になり、元気健康になります。
こうした心の態度が身に付くと、身体健勝であるばかりではなく、運気も人生も向上していきます。

人間の脳神経は、3つの大きな神経系によって支えられています。
セロトニン系と、ノルアドレナリン系と、ドーパミン系の3大神経系です。
この3つの脳神経系が元気に機能している限りは、何の心配もいりません。
ストレスや苦悩、心配事、トラウマに襲われても、それを跳ね返してくれるのが、この3つの神経系です。
3つの脳神経系の王様はセロトニン系です。
セロトニン神経系さえ正常に機能していれば、人間は大丈夫なのです。
しかし、長期間、限界を越えるような持続的なストレスがかかると、いつしか、この3つの神経系も衰弱して、乱れ、破滅していきます。
そうなったら、精神疾患が発生します。
ストレスホルモンであるコルチゾンの分泌を押さえ込むことができなくなるからです。

脳内にストレスホルモンが増大しつづけると、脳が乱れ、脳が萎縮して、脳が破壊されていきます。
脳が破壊されるということは、脳が萎縮したり、正常に反応しなくなるということです。
そうなると、あらゆる病気と、精神的疾患とが発生してきます。

この3大神経系は、ストレスによって破壊され、愛と感謝と、寛容な心によって活性化されるのです。
プラスの心の波動によって脳内神経系は活性化するのです。

最近、脳内ホルモンの研究が一段と進んで、とくにオキシトシンという脳内ホルモンが脚光を浴びています。
私も、このホルモンの働きを注視しています。

オキシトシンは、信頼のホルモンとか、感謝のホルモンとか、愛と絆のホルモンとか言われている脳内ホルモンです。

このオキシトシンが沢山分泌されると、愛情深く、感謝の気持ちが強まり、寛容の精神が増進することが判っています。

家族の絆や、夫婦、恋人同士の愛の絆が深まると、血液中のオキシトシン濃度が何倍にもなっているそうです。

親友や友人、師弟間の信頼の絆が深まっても、同じ現象が生じます。

他者に優しい、思いやりのある言動が取れるかどうかは、オキシトシンしだいです。

人に対する愛情や思いやりの心が足りない人は、オキシトシンの絶対量が不足している人ということになります。

脳内にオキシトシンが分泌されると、不安や恐怖心が消え、安心感とやすらぎの心で満ち溢れるようになります。
痛みや違和感が喪失し、免疫力が活性化し、病を癒します。

手を握ってあげたり、手を優しく擦って上げたり、背中を優しくなでてあげるだけで、オキシトシンが多量に分泌されるようになります。

頬ずりしたり、ダンスをしたり、抱きしめたりしても、オキシトシンが多量に分泌されます。ただし、嫌いな相手では、分泌されませんのでご注意を。

寝たきりの病人も、優しく手を擦ってあげるだけで、身体の痛みが軽減し、免疫力が高まっていきます。
孤独な一人ぼっちの寂しい孤独者も、やさしく背中を擦ってあげるだけで、元気が出てきます。
認知症で暴れ回る老人なども、手や背中をやさしく擦ってあげるだけで、症状が安定して穏やかになります。
愛情表現は、脳内物質のオキシトシンしだいということです。
オキシトシンは、介護や福祉の分野で注目されている脳内物質なのです。

脳内物質オキシトシンは、自律神経を活性化させ、血液循環を良くして免疫力を高め、痛みを消失させ、記憶力まで良くなります。
何と言っても一番の効能は、ストレスを消失させるホルモンということです。
うつ病や認知症には格段に効き目があります。

10分間、ただ優しく手を擦ってあげるだけで、癒されるのですから、医療や介護の現場で大いに活用されはじめています。

親しい関係や、信頼関係のある人と肌を触れ合うだけで、余計多量にオキシトシンが分泌されるそうです。
愛情、信頼、絆を深めるホルモンですから、嫌いな人に触られると分泌しません。

好意を持っている人に触れられると、余計に効果があるということです。
好き嫌いばかりではなく、信頼している人に触られても、オキシトシンは分泌されます。
親しい者同士ハグしたり、タッチしたりすることは、健康上、大変よいことです。

オキシトシンは、感謝のホルモンですから、あなたの信じる神仏やご先祖様に手を合わせる合掌の心によっても、多量に分泌されます。
信仰する心というものは、そこに感謝の心が内在する限りは、オキシトシンが多量に分泌され、健康に寄与することになります。

感謝、信頼の心とともに、崇拝、尊崇の念によっても、オキシトシンは多量に分泌されることが研究で判明しています。

興味深いのは、憧れや、手に入りづらい貴重なものを手に入れた時にも、尊崇の念と同じようにオキシトシンが多量に分泌されるということです。

貴重、稀少な宝石や憧れのブランド品を手に入れた時にも、脳内物質オキシトシンが多量に分泌されるということです。

ですから、オキシトシンの観点から、自分の健康な人生のためには、他者に対して優しい、思いやりのある心が大切であり、愛や感謝、信頼や寛容の心が心身を元気健康にするということです。

家族や夫婦、友人との深い絆で結ばれている人ほど、元気健康ということです。
神仏やご先祖への信仰心も、そこに感謝の深い思いがある限りは、プラスに働くということです。
合掌して感謝する心には、オキシトシンで満たされるということです。
合掌する心というのは、人を元気健康にするのですよ。
人を愛し、人を信頼し、感謝の心で過ごすと、健康は我がものとなります。
オキシトシンの観点からは、やはり、孤独の孤立した心では、元気健康にはなれません。
心と体は、心の法則に従うということです。






by toukokira-kira | 2017-12-04 10:15