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為せば成る

私の好きな言葉に、上杉鷹山の「為せば成る、為さねば成らぬ何事も、成らぬは人の為さぬなりけり」というのがあります。

これは有名な諺です。
206年前の江戸後期の山形藩主上杉鷹山が家臣に詠み与えた歌です。
やれば出来る。何でもできる。出来ないことなどない。
出来そうにもないことでも、その気になって一生懸命遣り通せば、できないことはない、と云っているのです。
何でもその気になってやれば出来るということです。

戦国時代の武田信玄は、「為せば成る、為さねば成らぬ。成る業を成らぬと捨つる人の儚さ」とも詠んでいます。
さすが戦国武将の信玄公です。
努力精進して、できないことなどない、と云っているのです。
途中で、投げ出したり、挫けたり、諦めたりするから、徒労に終わるのだ、と諭されているのです。
さすが立派ですね。

武田信玄は、信念の人でした。
その一念は、岩をも貫くと言われた人です。
思う念力岩をも通すと言います。
強い一念は、岩をも貫くほどの、奇跡力をもっているということです。

信玄公は、最初から出来ないと思っている軟弱な者には、何事も為し得ない、と云っておられるのです。「
精神一統、何事かなさざらん」という先人の喩えのとおり、成す者は常に成し、為さない者は、常に為さないのである。
成す者すなわち志と信念のある者は、必ず事を成すのである。

強い一念に囚われると、よいことばかりではありませんが、我々凡人は、安易な方向に流され易いので、時折、この名言を思い起こして、肝に銘じることも必要かも知れません。




by toukokira-kira | 2017-09-25 22:14