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親心こそ

テレビでお馴染みの幕末の志士、吉田松陰が29歳で処刑された時に詠んだ辞世の句が「親思う心に勝る親心、けふのおとずれ何ときくらむ」です。

あの松下村塾の吉田松陰をして、最後は両親への深い感謝の思いでした。
子が親を思う以上に、親は子のことを思っていると詠っています。
だからこそ、神風特攻隊の若者はみな「かあさん!」と最期に叫んで、勇猛果敢に敵艦に激突し、桜花のように見事に散っていったのです。
大自然の宇宙波動である親の慈愛の波動は、親から子へ注がれる性質のものであり、子から親へは流れない特別な波動です。

それゆえに、子供が大きくなって、いくら親のことを心配し、気にかけても、子が親を思う以上に、親は子のことをいつまも思っているのです。

親の愛はありがたいのです。
親の子に対する慈愛の念は、比較できないほど、深く、強く、広く、果てしないものです。
それこそ海よりも深く、宇宙よりも広いのが親心です。
そのことは、自分が親になって初めて、親の心、気持ちが判るようになるのです。
親とは誠にありがたい存在なのです。
感謝しなければなりません。
ですが、昨今は、老人ホームなどでお年寄りが亡くなっても、その子供たちが葬式に来ないそうです。
葬式に来るのは、ひと財産を残して亡くなったお年寄りの子供たちばかりであり、お金がない老人の葬式は子供たちですら来ないのだそうです。
身寄りのない仏様としてお寺などの納骨堂に引き取られるそうです。
老人は介護難民とか、下流老人とか言われて、受難の時代を迎えており、昔のように大切に扱われなくなっているようです。
今一度、年老いた親への感謝の気持ちを思い起こしてみましょう。



by toukokira-kira | 2017-09-24 22:55