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人間万事塞翁が馬

「人間万事塞翁が馬」とは、あまりにも有名な喩えである。
人生における幸不幸は、予測しがたいということです。
何が災いして、何が不幸をもたらすのか、何が幸いに転じるのか、誰も判らないということです。

幸せと思ったことが不幸に、不幸と思ったことが幸せに、いつ吉凶に転じるか判らないのが人間の人生です。
喜びの最中に、悲しみが訪れ、絶頂の最中に、絶望が訪れます。
吉凶、禍福がいつ転じるか、いつ襲い掛かるのか、判らないのが人の運命です。

だから安易に喜んだり、悲しんだりすることは必要ありません。
長い人生ではいちいち一喜一憂する必要がありません。
「人間万事塞翁が馬」の故事は、古の時代に、馬に乗っていた青年が落馬して足を骨折してしまいました。
その時、父である塞翁は、「これが幸福のもとになるだろう」といいました。

果たして、1年後に、戦争が起きて、若者たちはみな戦死しましたが、足を骨折した青年だけは、兵役を免れたために、戦死しなくてすみました。
これを塞翁が馬の故事といいます。

何が幸いし、何が災いとなるか、誰も判らないということです。
判らないのですから、何が起きても、失意泰然、得意平然として、今成すべきことを一生懸命に処するのがよいということです。










by toukokira-kira | 2017-09-22 17:25