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糟糠の妻

糟糠の妻とは、貧しい無名の時代から共に苦労し、助け合って、支え合ってきた妻のことを言います。
妻の支えと苦労があって今の自分があるときに、糟糠の妻と言います。
まさに何があってもの運命共同体です。
こういう夫婦の契りは、深いもので、夫婦三世の契りと言います。
過去世も、現世も、来世も契り合い、添い遂げることになる夫婦の運命です。

世の中にはたまに例外的に、出世を遂げた途端に、こうした苦労をかけた糟糠の妻を見捨てて、違う女に走るつまらない男もいるということです。

親子の関係は現世だけの一世ですが、夫婦の関係は三世であり、過去、現在、未来に渡り、とても深いものです。
とくに、貧しい時代から苦労を共にする「糟糠の妻」は、深い夫婦の契りで結ばれています。

貧しい時からの友達は、忘れずに大切にしなければなりませんが、伴侶である妻も同様です。
貧しい時から連れ添った妻は、何があっても大事にしなければなりません。
ですから、糟糠の妻とは、自分がどんなに出世して偉くなっても、貧しい時から苦労を共にしてきた妻を粗末にしてはならないという戒めの言葉です。

古女房を捨てて、粗末にし、新しい妻を迎える理不尽な人間も多数おりますが、そんなことをしていると、天罰的面で無事ではすみません。

人の道を踏み外すと、決して幸せにはなれません。

by toukokira-kira | 2017-09-20 12:52