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永遠の命の中で

仏教では、解脱という言葉がよく使われ、仏教徒の最高目標になっています。
解脱とは何でしょうか。
仏教は、一言でいうと、解脱して涅槃に入ることを目指した教えです。
解脱して涅槃に入るということは、生きながらにして仏になるということです。
それを仏教では即身成仏と言っています。
何から解脱するのかというと、輪廻転生の輪、輪廻生死の輪から脱出することが解脱ということです。
清算すべきカルマや因縁があるうちは、輪廻転生の輪から抜け出すことはできません。輪廻転生して人間に生まれ変わり、修行して、必要なカルマを清算します。
例えば、釈迦如来は、輪廻転生して、人間世界の第7番目の仏になりましたが、前世は、180劫の昔です。
輪廻転生を卒業するのに180劫の長大な歳月を要したということです。
1劫は43億年ですから、仏になるための輪廻転生に7700億年かかっているということです。
宇宙の物理学的な年齢は150億年ですが、輪廻転生の歳月はスケールが違いますね。
まあ、輪廻転生には、それぐらいの長い歳月が必要という意味です。
地獄に行くと、その地獄の苦しみは、一番短い場合でも、1兆6000億年続くと法華経に書かれています。
死んだら、人間界の罪業に応じて、6道世界に落ちていくのですが、餓鬼、畜生、修羅の世界の苦しみも、地獄と同様でそう変わりはありません。
人間世界でもやはり多くの苦しみがあります。
魂にとっては、死んでも、生まれ変わっても、どこに行っても、苦の連続です。
魂にとっては、生存とは苦しみということなのです。
永遠の命は、すなわち、永遠の苦しみです。
人生は苦なり、苦海の人生なり、と仏陀は言いましたが、このことを指しているのですよ。
何人もこの輪廻転生の輪から逃れることはできません。
天界にいる魂でさえ9000万年経つと、また再び輪廻の世界のどこかに生まれ変わらなければなりません。
魂は、永遠の時を、生まれ変わり,死に変わりを繰り返して、六道世界をグルグルと永遠に廻り続けるのです。
今、人間界で生きている人も、死ねば生前の罪業に応じて、六道世界のどこかに堕ちていくのです。
どこの世界も苦しみで満ちており、それが永遠に繰り返されるのですから、堪りませんね。
この世も、あの世も、苦であると諦観したのは、ほかでもない仏陀です。
生死輪廻からの解脱こそが涅槃そのものなのです。
解脱とは、輪廻転生して二度と生命を受けないということです。
二度と生存世界に戻らないということです。
解脱した人間は、人間世界に戻って修行する必要がなくなったということです。
仏陀は、輪廻転生の輪から脱出した仏です。
生まれ変わらない者、それが仏です。
仏陀最後の言葉が、「我執,我欲、我見」の消滅と云われました。
執着心、欲望の炎、煩悩を断ち切れば、輪廻の世界から脱出できると説いたのです。
言い換えるならば、我欲、我執、我見の消滅した姿が仏です。
そうなるためには、魂は何万年、何千年もの悠久の時を輪廻転生の輪の中で修行を重ねるのです。
その我欲、我執、我見を断ち切る方法と生き方、真実の心の有り様について、人生の最重要課題ととらえ、このブログで様々な観点から綴っているのです。
神と縁が結ばれることによって、永遠の命の種が、小さな種となって宿っているのですが、それがいつの日か、全面的に開花することになります。
神とともにあることによって、永遠の命が花開くということです。

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by toukokira-kira | 2017-02-06 13:17 | Trackback | Comments(0)