2017年 01月 02日
運命転換の秘密とは
そして、当たり前のことが当たり前と思っているうちは、修行が足りません。
例えば、家族はいて当たり前とお思いでしょうが、家族を失った人もいるのです。
最愛の父母や伴侶を失ったり、子供を失った人も大勢いるのです。
当たり前のことが当たり前と思える人というのは、とても幸運な人です。
当たり前のことが当たり前でないのがこの現実世界だからです。
人間は一人で生まれてきて、1人で死んでいきます。
生に暗く、死に冥いのです。
「生も日常、死も日常」という言葉があります。
生も死も特別に構える必要がない、という意味です。
死をいつも意識しすぎると、毎日が辛くなります。
生きることを毎日意識しすぎると、毎日が疲れてきます。
生も死もあるがままに、日常の当たり前のこととして受け止めようという教えが
「生も日常、死も日常」です。
自利利他という言葉があります。
大我の心とか、真我の心と言い換えてもよいでしょう。
これらの言葉は、どれも人間の生きる道筋を教えてくれる言葉です。
人間は何のために生まれてきたのかという根源的な意味を問う言葉です。
今年は、酉歳です。
干支の上では、申年(猿)と戌年(犬)の間にあるのが酉年です。
仲の悪い犬猿の仲の間に入って仲を取り持つのが酉です。
調和と安定を目指す干支が「酉」ということです。
ですから、今年は是非とも、世の為、人の為に生きてみてはどうでしょうか。
そういう年回りです。
自分のためにだけ生きるのではなくて、まず他者のために生きてみましょう。
そして次に、社会のため、公共のために奉仕し、尽くす生き方を実行してみましょう。
世のために、社会のために貢献できたという喜びは、本当の喜びです。
他者のために、社会のために、或いは公共のために、奉仕して尽くしたことのない人には、ありのままの自分と出会うことは永遠にできません。
自分が、自分がと思って、自分のためにだけ生きている人には、あるがままの自分を認識することができません。
そして、見返りを求めて、人に何かをしてはなりません。
見返りを期待するならば、人に何かをしてはなりません。
これが人間世界の共通法則です。
自分の過去の言動を振り返って、内省、反省し、人の為、世の為に生きようとしている人は、ありのままの自分を深く感じることができます。
ありのままの自分とは、真如,真人の自分です。
ありのままの自分を感じられると、次の新しい世界へ参入できます。
ありのままの自分というものを、自分で描くことができるようになります。
自分で好きなように、自由自在に、ありのままの自分というものをイメージするのです。
それがあるがままの自分として潜在意識にインプットされ、人生、運命が大きく変わります。
これは運命転換の秘密の奥儀です。
ありのままの自分を感じられるようになったら、今度は、イメージでありのままの自分を想い描くということです。
なりたい自分をイメージするということです。
by toukokira-kira
| 2017-01-02 17:12