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329 五十肩の治療2

今回は、五十肩の石灰沈着について綴ります。棘上筋の上腕付着部には強力な力が一点に作用するので、骨が引っ張られて、変形します。強力な力が一点にかかり続けると、結晶変形が生じます。結晶変形では、それによる電位が生じて、カルシュウムイオンがひき付けられて、石灰沈着が発生します。石灰沈着すると、骨の棘ができて、肩を動かすたびに骨の棘が当って痛みます。これが慢性化して痛む五十肩の正体です。重症の五十肩です。インナーマッスルが骨頭周辺でゆるみ、その代償行為として、アウターマッスルが鎧のように硬直して、肩と腕が脱臼しないように、覆います。肩、腕を硬直させて、支えているので、腕は硬直してカチカチです。腕の硬直を取るためには、インナーマッスルを正常化してやる必要があります。もう腕が肩から抜け落ちる心配ないと、インナーマッスルが認識すると、アウターマッスルが緩み、五十肩も緩みます。腕が背中に回らない五十肩の場合は、大胸筋、小胸筋、鳥口腕筋、肩甲下筋が縮まっており、これらの硬直によって腕が背中に回りません。これらの筋肉を調整することで、解決します。
by toukokira-kira | 2014-03-12 21:09